東京都羽村市にあるヒノトントンZOO(羽村市動物公園)は、動物園エリアも休日でも混雑がすることなく楽しいですが、順路の最後に乗り物に乗れるコーナーも有り家族でのレジャー先としてとても有意義な場所です。
入口に一番人気のレッサーパンダが見ることができましたし、象はいませんがキリンやハイエナを近くで見ることができてとても楽しむことができました。
ここからは少し、ビジネス的な分析を。
ヒノトントンZOOの令和元年の入場者数は204,969人、使用料収入は29,900千円。入場者数一人当たりの使用料収入は145円でした。経常費用が116,250千円と使用料収入の約4倍ありました。
P.47 https://www.city.hamura.tokyo.jp/cmsfiles/contents/0000002/2298/R_1zaiseihakusho.pdf
同じく令和元年(2019年)の上野動物園の入場者数は3,479,990人と比べると約1/17になりますが、料金は下記のようにヒノトントン動物園の方が割安となっています。
上野動物園 | ヒノトントンZOO | |
一般 | 600円 | 400円 |
65歳以上 | 300円 | 150円(75歳以上は無料) |
中学生 | 200円 | 100円(小中学生) |
今年(2022/4/1)に名称を変更したばかりなのですが、日野自動車が1年100万円、4年間で400万円で命名権を獲得して名前が変わったようです。4年後の2026年にはまた名前が変わる可能性がありそうですね。自社で命名権を獲得することにより、日野自動車が羽村市動物園への集客等も手伝ってくれることもありそうで良い施策だと思いました。日野自動社内の従業員114名からの募集で決まったそうです。
現在は他にも羽村市の施設で命名権の募集をされているそうです。募集要項
また、羽村市が所有をしていますが、管理者は横浜・八景島シーパラダイスと民間の力を使いながら動物園を運営しているようでした。
羽村市は人口が東京都では一番少ない5万数千人で、面積は東京で3番目に小さい市になります。
名前の由来は以下だそうです。
河岸段丘地の「ハケ」がハケ村となり羽村となったという説と、武蔵野台地の西端、中世における三田氏領の東端にあったため、「ハシ」がハシ村となり、羽村となったという説があります。