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書評「地域をまわって考えたこと」小熊英二著

事業会社で地域創生担当の人に読んで欲しい本

市区町村は地域ではない
市区町村の中に複数の地域
地区は更にいくつかの集落に分かれる

市町村数の推移
1888年 71,314の町村
→39市 15,820町村
1953年 昭和の大合併
1961年までに556市1935町981村
2005年 平成大合併 1,724

明治初期の1/40
経済圏と行政の一致がしていない
行政の単位である市区町村と、経済や生活の範囲が重ならないのは、むしろ通常のこと。

地域外での買い物をする人が増えると
地域内でお金を循環しにくくなり、行政の施策と住民の生活が合わなくなったりする。
結果、住民から政治が遠くなり無関心に陥ったりしやすくなる。

地域が栄えたのは、その時期の環境において、他から必要とされていたから。

1村落型 
2開拓村型
3伝統的町
4近代初期産業
5開発の早い郊外住宅地

1970年半ばが1番格差が少ない時代

プラザ合意
1985年
円高
国際競争力が下がる
アジアに工場移転
地方産業の衰退

目指すところ
「他から必要とされる地域」
住民の行動様式が変わるイベント
『持続可能で人権が守られる地域」

移住先で必要とされるのは、その地域で不足している資源を持っている人=栄える地域

→他の地域から必要とされる地域

banananaba

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