読んでよかった。

暗号資産がこの先どの様に世界で受け入れられるのかを想像したくて購入。

今現在、令和の世界観で日本に住んでいると国の発行した通貨以外に信頼できる通貨が無く、中央集権ではない通貨は信頼されないものではないかと漠然と思っていた。

しかし、奈良時代、平安時代、鎌倉時代と中央政府が発行した通貨の信頼が長く続くことはなく、中国から輸入して民間で使われることになった銭を後から政府が追認するという形で通貨の流通が起きていた。

また、中央政府は民のことを考えて通貨発行していたのではなく大体は政府と役人のための通貨政策をおこなってきていた。

この事から、民間で使われている通貨になる事が一番大事な事であって、中央政府が発行するから信頼できるということは何の根拠もなく、過去にたくさんの失敗事例を重ねてきた実績もある事だとこの本を読んでわかった。

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